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7章:変態理事長 調所 広郷の課題 (2/10)

優子「凄いわね。

あんなに最新式なトレーニングマシンを揃えたトレーニングルームが所々にあって。

どの運動部でも均等に使用できるように配慮されているなんて、さすがにスポーツで名を馳せているだけあるわね。」


始めは全員で固まって歩いていたが、次第にカップル同士で距離を置いて歩くようになり、島津は由羅とお喋りに夢中になって半分仕事を忘れているようだった。

優子が聖蘭の雰囲気とはガラリと異なる名門校の最新式設備に、キョロキョロと頭を動かせて感心する一方、大和は由羅の事が気掛かりで神妙な面持ちだった。


大和「なあ、優子。

あの由羅って先生、お前の事知ってるみたいだったな。」


優子はなるべくそれを忘れようと気丈に振る舞っていたが、大和に気付かれていたことを知って顔を曇らせ、心中の思いをぶつけた。


優子「気付いていたのね。

確かに、彼女と握手を交わした時、ギュッと力強く握られたわ。

私に恨みがあるように見えたけど、デリをやっていた時も面識はないし、記憶を遡ってもあれだけ綺麗な人の面影に辿りつけないのよ。」


大和「お前ほどデリへル業界で名が知れ渡れば、お前の知らないところで誰かに反感を買われることもあるだろう。

彼女もその中の一人かも知れない。

しかし、初日からあんなフェラーリ乗ってくるか?

例えいいとこのお嬢様でも、それを生徒達のいる学校で見せつけるかね?」


優子「あれはお嬢様ではないわよ。」


優子は彼女の奥底に潜む何かを感じていた。


大和「どうゆう事だ?」


優子「あれは成金よ!

風俗でトップに躍り出た私だから感じるかもしれないけど、彼女も同じ匂いがするの。」


大和「なっ、まさか、あの女も風俗あがりか!?」


優子「しっ!

声が大きいよ!」


幸いゆかり達よりさらに距離を置いて歩く島津と由羅には聞こえていなかったようだが、ゆかりはハッと気付いて後ろを振り返った。


優子「あら!

ゆかりちゃん達に聞こえちゃったかなぁ?」


大和「聞こえたなら、すぐにでも飛びついて問いただすだろう。

白鳥の性格なら。」

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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子

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