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6章:三人の美人教師 (2/11)

島津「由羅、今日から同じ職場で働けるんだね。

あの時から、まだ夢から覚めていない気分だよ。」


由羅「まあ、斉彬さんったら。

これは紛れも無い現実ですよ。」


クスクスと笑って話す彼女の唇は、あのディナーの時と同じように煌びやかな紅唇に染められていた。

駐車場から玄関まで連れ添って歩き、まだ来ぬ新人教師達を待つ二人は、笑顔で楽しそうに会話していた。

そして、一台のタクシーが正門に入り、二人が立つ玄関前で後部座席のドアが開いた。


「ほら、西郷君! 行くよ!」


「何か緊張するでごわす。」


タクシーから降りたのは、リクルートスーツで身を固めた二人の男女だった。


「由羅先輩!

お久しぶりです!」


「あっ、初めまして。

ゆかりどんと同じサークルに所属していた西郷 吉之助でごわす。

今日から二人揃って赴任して参りもした。

何卒、よろしくお願い致しもす。」


二人は今年早応大学を卒業した新米教師の白鳥 ゆかりと、小太りでどことなく頼りなさそうな印象の西郷 吉之助である。

西郷とゆかりは同じ日本史サークルに所属し、ゼミでも何度か顔を合わせたことで意気投合した仲間である。

鹿児島出身の西郷は薩摩訛りを自慢のお国言葉として尊重しており、この薩摩訛りを交えた話し方が愛嬌があると、仲間内の間でも評判は良かった。


由羅「ゆかりちゃん、お久しぶりね。

元気してた?

西郷君、初めまして。

ゆかりちゃんの先輩の小柳ですけど、在学中に会ったことはなかったかしら?」


西郷「はあ〜、ミス早応の小柳さんですよね?

いやぁ、早応で一番綺麗な小柳さんと同じ職場なんて、皆んなに自慢したくなりもすよ。」


由羅は大学在学中に、四年連続でミス早応に輝やく実績を持っていた。

ミス早応といえば、一流アナウンサーや女優の登竜門と呼ばれる程敷居が高いコンテストである。

そして、由羅が卒業した後は、それを引き継ぐように、毎年準ミス止まりだったゆかりが二年連続で総ナメにした。

このミスコンの出場をきっかけにゆかりは由羅と出会い、由羅は素直で朗らかな後輩のゆかりを、目に入れても痛くないくらいに可愛がっていた。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子

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