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2章:淫口ー小柳 由羅の場合ー (10/10)

レストランスタッフから厳重注意を受けた二人は、フロントのロビーまで降りてきた。

由羅を見送る時間が迫ってきたのだ。


由羅「ごめんなさい、斉彬さん。

私が余計なことをしたばかりに。」


島津「あっ、由羅は気にしなくていいんだよ。

なんか四年間のモヤモヤが取れてスッキリしたというかなんと言うか…。」


興奮冷めやまず、しどろもどろの彼は、生き恥を晒せてしまったことより、ようやく憧れの由羅の唇で咥えてもらえた喜びの方が大きかった。

化粧直しを終えたその唇は、さっき大量のザーメンを飲み下したとは思えないくらいに芳醇な香りがして、艶やかな紅色を輝かせていた。

そんな唇をずっと眺めていた彼の股間は衰えを知らず、未だにズボンの先を尖らせていた。

この日は結局彼が一人でスイートに泊まり、彼女はタクシーを拾って帰宅することになった。

ドアを出たタクシー乗り場に一台のタクシーが待機している。

それをキャッチした彼女は、すぐには乗り込もうとせず、別れを惜しむかのようにいつまでも彼と向かい合った。

そして、この時に彼は、彼女の口から吉報とも思われる発言を耳にすることになる。


由羅「斉彬さん、実はあなたに知らせておきたいことがあるのです。」


島津「えっ!?

それは良い知らせか?」


由羅「はい、とても。」


島津「一体、どうしたと言うんだい?」


由羅「実は私、今の学校を既に退職したのです。」


島津「な、何だって!?

で、その後どうするんだい?」


由羅「四月からあなたが勤務する早応大慶田高校に転勤することにしたのです。」


島津「なっ、何だって!!!

じゃあ、俺たち毎日会えるのか?」


イチ地方の田舎町を地元に持つ島津は、故郷の付属高校に配属されていた。

その地元で、東京育ちの彼女が彼を追いかけて同じ職場に勤務してくれることは大変喜ばしいことだが、これだけに幸運が続くと、まだ夢から覚めていないような不安な気持ちに駆られて幾度となく頬をつねった。


由羅「ウフフ、心配しなくても大丈夫よ。

夢じゃないカラー。」


しかし、これは幸運なんかではなく、島津を地獄へ陥れる悪女由羅の罠だった。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子

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