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6章:年明けて (2/10)

平穏な年末年始を終え、また仕事に明け暮れる日々が始まった。
もちろんイエスも店休で、和からはあけおめメールが一通きただけであたしらは遊んで過ごしていた。


ちか
暇よねー年末年始。どこも人だらけやし。

あたし
間違いない。仕事するべ。

ちか
えー!!やだーwww
イエス何日からやっけ??

あたし
確か今日からちゃうかったっけ。え、行くん??

ちか
久々に一緒にいこーよ♡


久々ってほど日もあいてはないけどもw
どのみち締め日の掛けを渡しに行く予定やったし、2人でイエスへ。年末年始休んでたためか、お客様はもう既に結構きていた。

相変わらず、和は遅刻らしいw
稔さんが珍しく早くきていたため、ちかはニコニコだ。



のりねぇ、あっけおめーん!!
今年もよ、ろ、し、く♡

あたし
ちょ、優きもしww
あけよろー!!


和くんまだやし、相手してw
コーヒー飲みたいー
お酒いらないww

あたし
優はあたしんとこで基本酒飲まんやん。勝手に持っといでー


いわゆる休憩所兼相談所。
飲みすぎて仕事にならんやつ、相談があるやつ、めんどいお客様から逃げてきたやつが集まるw
あたし的にはどっちでもいいけど、ちかは嫌やったらしい。

あたしは酒飲めんし、話が最低限できるやつなら別に誰でもいい。
逆に、一気ゲームやノリに逃げるだけのヘルプのほうがしんどいw

終いには、楓やオーナーに至るまで相談や愚痴吐きにヘルプにきてたな。
その都度、和は苦笑いしながら席を離れていた。
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客以上客以下 ©著者:教

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