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8章:嫉妬 (5/5)

「。。。さ!まさ!早く起きて!」

「。。。ん。。あ、おはよ。。。何時?いま。」

「5時だよ。」

「えーっまだ5時〜〜。」

「もう、出かけるよ!」

「え!もう?」

眠い目を擦りながら布団から這い出ると、ヒカルは既に着替えもメイクもすっかり終わっていた。

「はい、これ着て!」

と、この間、買ってくれた服の中からセレクトしたものを渡される。

慌てて着替えて、二人分の荷物を持ってアパートを出る。

路地を数回曲がると、そこは別世界。高級住宅街に入る。
こんな近所でも、特に用事もないから、立ち入ったことはなかった。
高い壁が道の両側に立ちはだかり、ヒカルさんの小気味好いパンプスの足音が共鳴する。

「ここが◯◯の家で、ここが◯◯。」
ヒカルは著名人の名前を次々と挙げる。

とんでもない人かも。。。
おいらは正直、ビビった。

すると、突然、

「あ、パパ〜〜!おはよう!」と、手を振る。

えっ!パパ⁈

「おぉーヒカル、おはよう。」

「ゴルフ?」

「うん。お前らも行くか?」

「まさ、ゴルフしないし!これから温泉なの。」

「あー、君が、マサくんか〜〜!


「はじめまして。。。」

「ママ〜〜!ママ〜〜!うちの大事な娘を泣かせた男の子が来たよ〜〜!」

「パパ、朝から大声でなにいってるの〜〜、やめてよ〜〜!」

玄関が開き、お母さんが出てきた。

「おはよう、ひかる。あ、あなたがまささん。うちの娘がお邪魔しちゃってすみませんね。あらやだ!私、お化粧、まだだったわ!」

「・・・・・」

開いた口が塞がらないとはこのことか。

「あ、そうだ!明日、温泉から帰ってきたらうちでご飯食べなさい。ね!いいでしょう?パパ!」

「おっ!いいね!娘の接客がどんなもんかも聞いてみたいしな!」

「じゃ、決まりね!とびっきりのご馳走、用意しなくちゃね。」

話には聞いていたが、やはり余程、変わった家族だ。

ん、ひかる?お父さんもお母さんもそう呼んでたよな?
ヒカルさんってもしかして本名もひかる?


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天使たちの微笑み ©著者:ハッシュ

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