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8章:嫉妬 (2/5)

定時に仕事を切り上げ、渋谷に急ぐ。

待ち合わせはモアイ像。

バスを降り、人混みをすり抜け、無意識に急ぐ自分。

そんな人混みの中でも一際輝く彼女。見つけるのは簡単だった。

ちょっと離れたところで足を止めて、暫し彼女に見とれる。

あんな綺麗な人が、いま、この瞬間、おいらを待っている。
そう思うだけで、胸が高鳴る。

そんな彼女に近づく、一人の男性。彼女に声を掛ける。彼女と男は楽しそうに話し込み、暫くすると、互いに手を振り、男は去って行った。

それを見届けるとおいらは彼女に近づいた。

「ごめん、待った?」

「ううん、私も今、来たところ。カメラ買ったら、ご飯、行こうよ。」

「おっいいねぇ〜〜!」

おいらは努めて明るく振る舞った。

「さっきの男の人誰?」とは聞けなかった。


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天使たちの微笑み ©著者:ハッシュ

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