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4章:ヒカル
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ボーイさんから注意事項を受け、待合室を出ると指名した嬢が既に待っていた。
「ヒカルです。こちらにどうぞ」
眩いばかりの笑顔で迎えてくれた。
下着に大きめの紳士物の白いワイシャツを羽織るというのがこの店のユニホーム。それがまた、とてもよく似合っていた。
部屋に入ると、早速、服を脱がしてくれる。
40分という短い時間でのサービスなので、ゆっくり腰を据えてというわけにはいかないが、逆に何かをしながらのトーク術はさすがだと思った。
「お名前伺ってもいいですか?」
「〇〇です。」と苗字を答えると、
「下のお名前は?」と聞き返す。
「正〇です」と答えると
「じゃ、まさちゃんだね。」と呼び名を一方的に決められた。
美人さんにちゃん付けで呼ばれるのは悪い気がしなかったので、そのまま受け入れた。
ふと思い出したが、歴代のお気に入りの嬢たちはみんな、不思議と「まさちゃん」「まささん」と呼ばれた。フィーリングの合う一つのバロメーターなのかもしれない。
ヒカルさんは服を全部脱がせると、おいらの腰にバスタオルを巻いてくれた。自分も全裸になりバスタオル巻くと、おいらの手を引き廊下に出た!
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天使たちの微笑み ©著者:ハッシュ
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