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7章:それでも1日は静かに終わる (4/5)

一人の時間が好きだった。
大樹と話したこととか、行きたいところを考えたり。
ミステリーが好きでミステリー小説を読んだり。




一人の時間が嫌いになった。
寝るのが怖くなった。
目をつぶって浮かぶのは奥さんの名前。しっかりした文字。

夢で大樹が奥さんと一緒に、私に鍵を返しに来た。
泣いて起きる。

仕事だから寝なきゃいけないのに寝れなくなる。

長い。1日が長い。
今までの私は何をして1日過ごしてたんだろう。

嫌なことを何時間もぐるぐるめぐらせて、あの時から消えない私の中にある塊を落ち着かせる。
一人で居ればいるほど嫌なことばかり考える。
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鍵 ©著者:りえ

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