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12章:爆弾
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私は、都会とは違う静かな場所で、風俗の仕事をしながらレオの店に通っていた。
いつものように店のドアを開けると
「いらっしゃいませ!!」
見たことのない二人の男の子
どうやら友達同士でホストクラブで働き出したらしい。
「座ってもよろしいですか?」
「どうぞ!」
ここには、言い切れないくらい楽しかった。
歳は2つ違い。みなとくんと、まことくん。
そしてまことくんは、私の愚痴をずっと黙って聞いてくれた。
レオもだけど、まことくんは私に高校にもう一度行くように言ってくれた。
姉さえ言わないのに。
普通ならうざって思うけど、まことくんにだけ、本音を話せた。
レオに話せば普通の高校生の私なんていらないってわかるから。
私は、デブス
17歳で、62キロ、156センチ
普通なら誰も見向きしない。
レオがどんなに優しくても、ホストって仕事を理解した私は、レオの優しさを素直に受け止めてはいなかった。
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暴力を愛した女 ©著者:mayu
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