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21章:困惑 (1/12)

21章:困惑

ー生徒会室ー


古平君達のグループが戻ったことに腹を立てた中野君が、生徒会室に奥山君と田島校長、瀬戸教頭の三人を呼び出した。




中野「大和のヤロー、警察がデマだったことを古平のバカにチクッたな!

おい! 瀬戸! 田島!

お前ら妙なこと奴に話してないよな?」




田島「いや、私は今日は大和と会話していませんので。」




瀬戸「私も、あの騒動以降、大和とは会っていませんが。」




中野君に呼ばれてからずっと顔をしかめていた奥山君が、あのことについて尋ねた。




奥山「中野、お前、俺達をハメてないか?」




中野「ああ?」




奥山「今日新野を保健室に連れていった時に鈴木校医から聞いたんだけど、理事長、入院中らしいじゃないか?」




疑い深く物を言う奥山君をとがめようと、瀬戸と田島がすかさず口を挟んだ。




田島「奥山君! やめたまえ!」




瀬戸「口を慎みなさい!」




二人の阻止を無視した奥山君は、中野君に真実を追求した。




奥山「中野! はっきりしてくれ!

今いる理事長は誰なんだ?」




言葉を詰まらせて黙り込んでいた中野君だったが、奥山君のしつこい追求に逆上して彼の襟首を掴んだ。





中野「しつけーぞ! 奥山!

今いる理事長が偽物だという証拠はあるのか?

鈴木のババアが聞き間違えたこともあるだろ?」





奥山「ううっ…」



中野君の形相に怯えてしまった彼は、それ以上追求することができなくなってしまった。



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女豹女教師優子の淫行日誌 ©著者:小島 優子

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