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17章:屈辱 (2/9)

その頃古平君達五人は階段を駆け下りて、正門まで辿り着いていた。


白鳥「ハァ、ハァ、

まだ警察来てないみたいね。

今なら間に合うかな?」



急ぎ足で突っ走った全員は、ハッハッと息を弾ませていた。



水嶋「いや、俺たちが正門を出たとたんにパトカーに見つかったらかなり怪しまれるぜ。

ハァ、ハァ。」



古平「ハァ、ハァ、

皆んな、ゴメンな!

俺のために。

お前ら無理しなくていいよ。

ハァ、ハァ。」



水嶋「何言ってんだよ!

少年院がどんなとこかわかるか!?

社会に出て、少年院上がりなんて知れたら、お前人生台無しになるんだぞ!

だから俺達は、お前にそうなって欲しくないから、推薦蹴ってまでお前を守るんだろ!」



青沼「そうだよ!

僕達だって後には引けないんだ!

大丈夫だよ、絶対大和先生が守ってくれるから!」



古平「皆んな、ありがとうな。

そして、ゴメンな。」



小野「古平君、ご、ゴメンなさい。

わ、私・・・。」


白鳥「裏口から出よう!

この際ウダウダ考えてる暇ないから、上履きのまま出よう!」

瞳に涙を浮かべて謝罪しようとした小野さんに、これ以上喋らせたくなかったゆかりは、すぐさま口を挟んで制した。


水嶋「よし!

そうしよう!

とりあえず駅まで走ろう!」


水嶋君の一言を合図に、全員一斉に裏口へ走り出した。



小野「青沼君、やっぱり私・・。」



青沼「行くよ! 小野さん!」



小野「あっ…」


三人にシカトされたことでためらいを見せた小野さんの手をとり、青沼君に引っ張られて彼女も走り出した。

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女豹女教師優子の淫行日誌 ©著者:小島 優子

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