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15章:覚醒
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無意識に口腔からザーメンがこぼれたことに驚き、さっと後ろを向いた。
幸い古平君の仲間三人には、俯いたままの彼を宥めることに必死で気付かれた様子はなかったが、大和先生はこの異変に気付き、機転を利かせて彼等に指示を出した。
大和「青沼!水嶋!白鳥!
古平を匿え!
安全な場所へ避難させるんだ!
大丈夫だ!
ここは俺に任せろ!」
三人「はい!」
三人に迷いはなかった。
「古平君のためなら進路はもうどうでもいい!」と、理事長にタンカを切って口走ってしまった以上、その言葉に責任を取らなければならないことを身に染みてわかっていたからだ。
そして、最後には大和先生が必ず助けてくれる!
彼等は進学への希望も棒にふらず、古平君も救える唯一の道として、ここは今、大和先生の指示を仰ぐしか他ならなかった。
白鳥「行こう! 古平君!」
古平「あ、ああ・・・。」
白鳥さんが彼の手を引っ張り、水嶋君と青沼君が彼の背中を押して走り出した。
井平「大和先生!
ここで彼を逃したら君は左遷、水嶋の推薦も青沼の受験も泡となって消えるんだよ!
わかっているだろうね!」
大和「充分承知しております。
私の左遷はいざ知らず、彼等の進路は私が必ず守ります!」
お互いが睨み合う中、階段を降り切った青沼君が立ち止まって振り向いた。
青沼「小野さんもおいでよ!
中野君達に脅されてんだろ?
だったら僕達と一緒に行こうよ!」
小野「ええ!?」
青沼君は、一人立ちすくんで置いてけぼりにされた小野さんが気掛かりになり、逃避行に誘った。
しかし、それに反対した白鳥さんが彼の腕を掴み、先へ進もうと引っ張った。
白鳥「いいから!
小野さんなんかほっときなよ!
あんなの自業自得よ!
早く行くよ!」
そんな彼女の説得も聞かずに青沼君は彼女の手を払いのけ、小野さんの元に駆け寄って、手を差し伸べた。
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女豹女教師優子の淫行日誌 ©著者:小島 優子
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