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18章:愛の鞭? (1/4)

18章:愛の鞭?

話しは、凛花が少年院に入院した時にさかのぼるのだが…。


ある日、洋祐からlineがきた。

[そろそろ凛花のところに面会に行こうと思います。詳しい場所教えてもらってもいいですか?]


私は、何故私に聞いてきたの?
萌花に聞けばいいじゃない

と思った。


洋祐には返信せずに、直接電話をした。


私「萌花に聞けばいいのに、喧嘩でもした?」


洋祐「萌花とはずっと口きいてないんです。」


えっ?


私「ずっとって?」


洋祐「どれくらい話してないか、忘れるぐらいですかね…。」


要件はlineでやり取りをして、必要最低限の事しか口をきかないらしい。


少年院の面会は、月曜〜金曜の平日しか受付ないので、平日仕事の洋祐は、なかなかタイミングが合わなかったみたいだ。


やっと現場が一つ終わるので、凛花に面会に行きたいと言うのだ。


私「萌花とは一緒に行かないの?」

洋祐「萌花が自分と行くのは嫌がると思います。」


私は思い出した。


そういえば鑑別の時も、洋祐は一人で面会に行っていた。


その時の洋祐との会話で、凛花はまた仲良くやっていけると思ったのだ。


そして洋祐から、

「凛花に謝りたいんです。凛花が少年院送致になったのは、自分のせいなんで。」


私「それは仕方ない事だったんだよ。洋祐だけのせいじゃないよ」


洋祐「いや、裁判の時に、自分が面倒みれるって言ってればきっと結果は変わってました。萌花の言う通りになんて、する必要なかったんです。」


何?

どういう事?

私は当然、洋祐に尋ねた。


洋祐は、淡々と話しを始めた。




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