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12章:凛花の闇 (1/2)

12章:凛花の闇

中絶手術をした後、三日程は家でおとなしくしていた凛花だったが、また直ぐに出て行ってしまった。

そして、それ以降今日迄、私は凛花に会っていない。

この二ヶ月程で、自宅には二度戻っているらしい。

萌花の話しによると、最初に戻って来た時に、凛花の腕には、リストカットの後が何ヵ所かあったそうだ。

問い詰めたら、

やはり「うるさい」「ほっといて」

二度目に帰って来た時は、凛花の腕は、ヒジから下はもう切る場所がない位傷だらけだったと聞いた。


何でよ……。


私は凛花に電話した。


私「ババ凛花の顔見たいから帰って来て。」

凛花「やだ!」

私「何で?一緒にご飯食べようよ。」

凛花「やだ…。」

私「最近何か嫌な事あったの?」

凛花「…………。祐一の赤ちゃん可愛いね。」


私「産まれたの知ってるんだっけ?」

凛花「タイムライン見たよ。」

あっ、そうか。

私は、祐一の子供が産まれた時、病院にお見舞いに行き、赤ちゃんの写真を撮ったので、タイムラインに載せていた。

凛花「凛花も産んであげてれば、祐一の赤ちゃんと一緒に遊ばせたのにね。」

頭をかち割られた気分だった。
私は無神経だった。

内孫の誕生が嬉しくて、思わずタイムラインにあげてしまったが、凛花の目に入るのを、配慮してあげてなかった。

凛花は、つい最近子供を中絶したばかりだったのに……。


一瞬頭が真っ白になり、凛花に何も言葉を返せなかった。


凛花「ババまたね。」

凛花は電話を切った。

私は暫くボーっとしていたが、我に返りラインを開いた。


私のタイムライン。

凛花はハートマークのいいねスタンプを押していた。


凛花、ごめんね………………。


涙が溢れ出てきた。






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