ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

16章:自分 (1/30)

16章:自分

いつもと変わらない毎日を過ごし穏やかな潮風にふかれながら瑞穂は庭に小さな苗を植えていた。
漸く大きく成長しねっこを生やした可愛い花の苗...
夏には色とりどりのカラーで埋め尽くされるだろう。



大きなエンジン音に気付いた瑞穂が立ち上がると、別荘の門の前に一台のトラックが停車した。




そして運転席から出てきた作業服の男に、瑞穂は目を丸くした。




クロ「 よう! 」





瑞穂「 えっ... どうしたんですか? 」





クロ「 こないだのタオル! 俺持って帰ってきちゃったからさー。わるかったなー。 」





瑞穂「 あー。 わざわざありがとうございます。 」




綺麗な紙袋を手渡した黒川、爪の間には土が詰まっていた。





クロ「 大丈夫。 ちゃんと洗濯してあるから。 あいつ来てる? 車あるけど。 」





瑞穂「 あぁ、 今私が乗ってるんです... 彼は会社にいると思いますが... これは? 」




袋の中には綺麗に折りたたまれたタオルと封筒、そして小さな缶が入っていた。





クロ「 へー。随分いかつい車運転してんだな。 じゃ! 」





瑞穂「 えっ! ちょっと! 」
631 /1747

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

拾い者 ©著者:RISA

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.