11章:煩悩にまみれた男 (19/19)

　
ザーダ＝ホーグラ｢バカな…
　
　
こんなバカな…話しないだろぉ…
　
　
　
が…が…｣
　
　
　
凡神｢最後に。
　
　
　
お前自分自身がこの世界を創り出したかのような言い方してたけど、お前アザトースの化身とはいえ、アザトースに創り出された存在ってこと忘れてるぜ。｣

　
　
　
　
ザーダ＝ホーグラ｢ぢぐじょおぉ…｣
　
　
　
　
凡神｢言っておくけど内なる神や世界はもうアザトースの呪縛からは解かれた。
　
　
　
俺は親から生まれ、世界から創り出された。
　
　
　
内なる神は人々や鬼や沢山の信仰により生まれた。
　
　
　
世界は全ての命が存在することで、その存在がある。
　
　
　
全ては本当の理の中に戻った。
　
　
　
本物だ。
　
　
　
お前は理から外れた以上、輪廻には絶対に戻らない。
　
　
　
無だ。
　
　
　
世界を舐めた報いだ。｣
　
　
　
　
ザーダ・ホーグラ｢………｣
　
　
　
　
凡神｢言葉も出せねぇか。
　
　
　
今まで犯した罪だと思い、絶望を味わいながら消えるといい。｣
　
　
　
　
ザーダ・ホーグラは消える。
　
　
　
凡神｢消えたか。
　
　
　
この俺の熱が冷めないうちに…
　
　
　
行かねーとな。｣
　
　
　
　
凡神は一気に次元を超え変神の神界へと向かった。
　
　
　
　
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