10章:敗北 (3/12)

ノーデンス｢ん？
　
　
…私は人間は嫌いではなかったですからね。
　
　
だからアザトースに謀叛を起こしたんですから。
　
　
　
そうですよね？
　
　
　
ソトース。｣
　
　
　
白い影のような者がノーデンスの後ろから現れ、そのまま人のような形となり言葉を発する。
　
　
　
ソトース｢そうだ。
　
　
　
だがノーデンス…
　
　
　
私達はナイアーラトテップに従わなければならない。
　
　
　
わかるよな？｣
　
　
　
ノーデンス｢分かってます。
　
　
　
ナイアーラトテップの理想郷が出来ればまた命は芽生えますからね…
　
　
　
その為ならこの世界を犠牲にしてでも、私達は目的を果たさなければなりません。｣
　
　
　
ソトース｢ならいいんだ。
　
　
　
ナイアーラトテップ。
　
　
アンラ・マンユとクトゥグアは何処に？｣
　
　
　
ナイアーラトテップ｢あいつ等は別行動だ。
　
　
アザトース側の情報が知りたいからな。
　
　
　
それにクトゥグアとアンラ・マンユではあの世界神の相手にはならないだろう。｣
　
　
　
ノーデンス｢確かに。｣
　
　
　
ソトース｢逃げ帰ってきたクトゥルフをクトゥグアに消させて起きながら、よく言うもんだな？
　
　
ノーデンス。｣