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9章:電話 (8/8)

私は人に恵まれていると思う。

あまり褒められた人生ではないけれど、それだけは胸を張って他人に自慢できる。

学生の頃も、昼職でも、キャバクラでも、風俗でも。
同僚でも、上司でも、店員でも、客でも。スカウトやホストですら。
周りにはいい人しかいなかったし、本気で嫌な思いをしたことは一度もない。

(私の手柄じゃないけど…)

きっと、とても運がいいのだろう。

(だから、なんとかなると思うのかなあ…)

例えどんな苦労をしたとしても、子供は幸せにすると、そう思う。

タクトからはまだ連絡はない。
普段なら、ホストらしいマメさで別れてすぐにLINEをくれるのに。

(…っ…考えるな私!!)

未練を断ち切るように携帯を鞄にしまい、私は新宿駅に向かった。
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そばにいなくても ©著者:うらら

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