ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

5章:うらら (5/5)

何かの本で、読んだことがある。

人は生まれながらの娼婦と、そうじゃない人がいる。
そうじゃない人は、いくら強がってもいつかは罪悪感で辛くなるから。
だから、体を売ることは、しない方がいい、と。

私は多分、前者なのだろう、と今でも思う。

親に悪いと思わなければならないとは知っているけれど。
子供には、きちんとした性教育をするつもりだけれど。

倫理観や、貞操観念。
そんな、時代と共に変わる不確かなものに従って、罪悪感をもたなければならない理由が、全く分からなかったし、子供を持った今でも、本当の意味では理解できていない。

あの頃、風俗を始めてから。
ヤクザさんやら、とんでもないお金持ちの人やら、逆にとても貧しくて、何ヶ月もお金を貯めてようやく来た人やら…
普通の生活をしていたら、出会えないであろう人達とお話できるのが、本当に楽しかった。

そんな時に、タクトと出会った。
32 /106

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

そばにいなくても ©著者:うらら

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.