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1章:プロローグ (2/6)

まだまだ蒸し暑さが残る、9月の夜。
歌舞伎町の喧騒から離れた、いつものカフェで、私はタクトを待っていた。

(遅いな…)

ぼんやりと、アイスティーを飲む。
どちらかと言えばオフィス街に近いこのカフェには、ホストもそのお客さんもおらず、いつも落ち着いた雰囲気だ。

(お仕事、終わらないのかな…)

ラインを確認しようと、携帯を取り出したその時、背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

「うら、ごめん!待っただろ?」

私は振り返った。そこに立つ長身の彼に笑う。

「ううん、全然。タクトこそお仕事忙しいのにありがとう!」
「ごめんごめん、思ったよりミーティング時間かかってさ」

話しながら、タクトは私の前の席に座った。私と同じアイスティーを頼み、ふう、と一息つく。
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そばにいなくても ©著者:うらら

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