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1章:雨の日
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三年前の夏の雨の日彼に会いました。
その日は飲み会で私は飲みすぎで駅のベンチで水を飲んでました。
タクシーも雨が降ってるせいで長蛇の列でした。
私の横に男性が座りました。
その男性が彼でした。
かなり酔っぱらってる感じでした。
顔が真っ青だったので心配になり声を掛けました。
大丈夫ですか?
顔色悪いですよ。
私は水を2本買ってたので渡しました。
すみません、有り難うございます。
雨凄いですね、タクシーもしばらく無理ですね。
本当ですね、駅からはタクシーですか?
はい、タクシーです。
私も今日は飲み会で飲みすぎちゃいました。
タクシーこんな並んでるとは思いませんでしたよ。
俺も飲みすぎちゃいました。
お互い酔っぱらいですね。
そうですね。
本当タクシー待ち凄いですね。
確かに、ハハハ、カミサンに帰って怒鳴られちゃうな今日は。
結婚してるんですね。
一応してます。
一応って何ですか?
まぁ、色々あるんですよ結婚は、ハハハ。
そうなんですね。
子供はいるんですか?
子供いないですよ、カミサン子供嫌いなんですよ。
そうなんですね。
子供好きですか?
はい、大好きです。
赤ちゃんって指掴むでしょ、あの仕草や、赤ちゃんの匂いが好きなんです。
友達の赤ちゃんいつも見に行くくらいですから。
そんな好きなんですね、ハハハ。
そう言えば名前何ですか?
私は優です。
お名前は?
たつやです。
約二時間近く彼とは話をしてました。
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好きになっちゃいけない人 ©著者:優
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