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12章:マリオネットデイズ (26/26)







「ダイヤくんを潰したくないって言ったのは俺の我儘だ。

別に、会って何かあったわけじゃないんだろ?」


頬に触れたカイリくんの指先は、そのまま目に溜まった涙を拭ってくれた。


小さく頷く。


「俺とはもう一緒にいられないの?」

「……。」

「考えるって何を?

ダイヤくんか俺か?」


改めてそう言われると答える事が出来ない。本当あたし、何様だ。





「俺が忘れさせてやるって言ったじゃん。」



あの日始まった、この人と一緒にいられる奇跡を


自ら壊してしまうのか


月詠海里という大切な人の元を


自ら離れていくのか


結局あたしは、どうするのが正解だったんだろう。


どの道を選べばよかったんだろう。


綾哉も咲也も選べない曖昧なあたしは、どう生きていけばよかったんだろう。








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Addiction ©著者:結月 杏奈

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