ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

11章:フェイクオアリアル? (2/23)




もしも、綾哉に出会わなかったら


もしも、カイリくんと出会わなかったら


あたしは今、どんな風に生きていたんだろう。








なんとなく気づいてた。


この人には、此処以外にも家があるんだろうなって。


それでも累計すると、あたしとの時間が一番長いし、底辺のあたしなんかがこうやって一緒に住んでもらえている事が不思議…奇跡だと、今のあたしはまだ謙虚に思える。


カイリくんにお金を使っていないあたしが、お金を使っているであろう相手に勝てるはずもなく、責める権利などない。


でも分からないな。本当の彼女がいるのかもしれない。


退屈だった。
帰りだけを待つ日々ってのは。
だけど、カイリくんは大切にしてくれた。


あたしが一番だと錯覚させてくれるほど、あたしを大切に扱ってくれた。


彼に利益なんて、これっぽっちもないのに。





333 /399

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

Addiction ©著者:結月 杏奈

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.