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9章:浮世世界
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店にも、ゆうひの姿はなかった。
その代わりに現れたのはカイリくん。
「澪ちゃんがホス狂に見えないように、ナチュラル仕様で来た。笑
どう?」
「惜しい!そのバッグがホストぽい。笑」
律儀に朝のお礼に来てくれたみたいだ。
「ゆうひちゃん、休んでるんだ?」
「うん、連絡も来ない。
ねぇ、ゆうひは本当に手を出したの?」
カイリくんは少し困った顔で静かに頷いた。
「愛逶にとっては初めてのタワーだったんだよね。
うちの店、指名替え自由なんだけど、愛逶のエースはもともと違うキャスト指名だったんだ。
それをよく思ってなかった元担当が、ゆうひちゃんに色々吹き込んじゃって。
ゆうひちゃん愛逶にタワーの事自体知らされてなかったみたいでさ、それもあってあんな事しちゃったんだと思う。
ゴメンね、完全俺の状況把握不足。」
ゆうひはトイレに立ったエースの後を追いかけて行き、そこで愛逶くんの彼女は自分だとエースに掴みかかったらしい。
タワーが中止になる事を恐れ、愛逶くんもカイリくんもエースの機嫌取りに必死だったと。
「別れちゃうのかな?あの二人…」
あたしの問いに再び困ったように苦笑いしたカイリくんは、煙草をくわえ年季の入ったデュポンで火を点けた。
「たぶん、愛逶に戻る気はないと思う。ゆうひちゃんには酷だけど、愛逶はだいぶ前からもう客としてしか見てなかったよ、彼女の事。」
いつもより低いトーンは、なんだか冷たく聞こえた。
「…なんか、サラッと言っちゃうんだね。」
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Addiction ©著者:結月 杏奈
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