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7章:フタリイゾン (28/28)




「心配なら早くくればいいのに。」


この時間が過ぎれば、綾哉は東京に戻り、あたしは此処に残る。
今夜も美嘉さんと過ごすのか、それを考えるだけでどうにかなりそうだった。


「そんなに信じられない?俺。」


綾哉の上着の袖を強く握り締め、そのまま上着が脱がす。


小さく頷いたあたしを、楽しそうに扱う姿はまるで愛猫とでも遊んでいるように見える。


……綾哉。

約束や束縛なんて必要ないほど一緒にいたい。


そうしたら、言葉が欲しいあたしも、言葉を嫌がるあなたも、お互い幸せでいられるんじゃない?


「澪、中に出すよ?」


この人は妊娠とか怖くないのか?契約をしない綾哉に、そんな覚悟があるとは思えないけど。


だけど、子どもが出来たら結婚してもいい。そんな存在だと嬉しいなんて、この期に及んでプラス思考でいようとする自分も怖い。



「…澪。好きだよ。」


脳内を犯す甘い囁きと綾哉の欲望は、麻酔のように全身の自由を奪う。


肩で息をしながら、ただただ快感に堪えていた。



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Addiction ©著者:結月 杏奈

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