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3章:Distorted world (37/38)




「もしかして、別れ話中ー?」


綾哉は構わずスタスタと中に入ってきた。


「カバン取らせて。」


そうか。綾哉はカバンを置いたままだっけ。


「さっきは嫌な気分にさせてゴメンな。あいつ最近変なんだ。」


去り際、教室を出る寸前に綾哉が言った。
あたしに背を向けたまま。


「大丈夫、気にしてないから。」


確かに美嘉さんには苛ついたけど、大して気にしてなんかない。


気になったのは、むしろ今の綾哉の台詞。


なんで代わりに謝るの?

あいつ最近変なんだ?


まるで、美嘉さんの事を理解している保護者のような台詞。


まるで、ふたりには特別な絆があるような台詞。


ガラガラと音を立てて扉が閉まる。


「澪?」

「先生の家行きたい。ダメ?」


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Addiction ©著者:結月 杏奈

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