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8章:ガラクタ (2/7)

責めたり問い詰めたり怒ったりなんて出来なかった。



怒りや悲しみや憎しみなんて感情も忘れていた。




聞きたい事も考えたい事もたくさんたくさんあるのに全く言葉も出ないし何も考えられない。



ただ今は1人にして欲しい。




涙も流さず、色をなくした目は橘さえも映らない。



橘は悪びれる事なく

『…帰るね。』


そう呟いて、背を向けた。




───バタン とドアが閉まる音を聞いた途端あたしは崩れるようにしゃがみこんだ。
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愛なんていらない ©著者:ゆい

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