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3章:伴侶 (35/35)

それが、優梨と出逢い伴侶となるまでの数ヶ月の出来事だ。
結婚したからといって何も変わらない。
結婚したからといって周りからの呼び名が変わるだけ。



互いの薬指には指輪が光り、 既婚者となり近所を歩けば最近見かける優梨は奥様ですか?と尋ねられる。




嫁とは家にいる女、つまりは自分のサポートをしてくれる存在、優梨は暫くの間は何も変わらず優しい笑顔を向けていた。




側にいるのが当たり前。 帰ればお帰りなさいと微笑み夕飯を作ってくれるのが当たり前。
空気のような存在。 酸素が無ければ人間生きてはいけない。
しかし、 その酸素を大切に扱い日々感謝している人間が世の中はどれくらいいるだろう。





息苦しくなり呼吸困難にならない限り、ありがたみを感じることは出来ないのだ。




雅哉も同じ、 優梨はいて当たり前の存在となったのだ。





しかし、その当たり前が時には地獄の始まりとなり扉が開かれるのだ...
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ツグナイ ©著者:RISA

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