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3章:幸せな日々 (1/20)

3章:幸せな日々

それから毎日、かおるは
電話をくれた。

午前中のおはようから始まって
出勤途中
仕事終わってから


話せない時間帯はLINEを何通もくれた。

私の好きなものをひたすら聞いてくる
食べ物とか色とか季節とか
タイプとか髪型とか

いつからか、私は
かおるからの連絡を待つようになってた。


優香と大雅くんも
うまくいってるみたいだった

一緒に行こうよと誘われたりして

かおるに行こうかな?って言ったこともあったけど

かおるが来なくていい、会いたいなら、店終わってから会えばいいしって店には呼ばなかった。


かおるからの連絡を待つようには
なってたけど、会いたいとまでは
思わない私、少しでもって
会う時間を作ろうとしてくるかおる。


そのままの状態で10日ほどが過ぎた


いつものようにかおるから
電話がきた



りょーこちゃん、会いたいんだけど都合どう?



この10日間、そういう話にならないようにしてきたけど
さすがに・・・無理だったみたい



黙っていると
かおるが、土曜日の営業後に会わないか

って聞いてきた


店で待ってるから前に着いたら
電話ちょうだいね?
待ってるからね?


すごく迷ったし悩んだ


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夏がくる前に・・・ ©著者:りょーこ

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