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2章:2 (2/4)


あれからカオリは、また何処かへ転校して行った。

そして、祖母とあたしの立場も変わった。

祖母は、あれ程あたしに文句を言っていたのに一切言わなくなった。

いや、言わせなくしたという表現が正しいんだろう。

祖父に聞こえないようわざと祖母の前で大人をバカにしたような発言をする。

当然祖母は怒ろうとするけれど、そんな祖母の目をあたしは見据える。

『ママから金をもらってること、じーじに言うよ?』

口には出さなかったが、あたしの目つきに出ていたのだろう。

祖母は心底悔しそうな顔をして何も言わなくなった。

今まで色々なことを言われて傷ついてきた。

これ位、いいじゃないか。

あたしの心はもう歪んでいた。
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proud ©著者:dear

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