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2章:2 (4/4)


小学校卒業を控えた頃、母からプレゼントが届いた。

包みを丁寧に開けると、箱が出てきた。

携帯電話だった。

アヤちゃんへ
もうすぐで中学生になるね。
中学生になるアヤちゃんに、少し早いけどプレゼントです。
それから、アヤちゃんにお知らせがあります。
ママはじーじとばーばの家の近くに引っ越しすることにしたよ。
引っ越しをしたら、一緒に住もうね。
ママより

入っていた手紙を何度も読み返した。

母と暮らせる、その事が嬉しかった。

あたしの好きなオレンジ色の折りたたみ式携帯電話を開いた。

連絡先には、ママと登録されてあった。

電話をかけたが、出なかった。

説明書を読みながら、メールを打った。

ママ、アヤだよ。携帯、ありがとう。大好きだよ。

送信を押してから、返信が来るまでずっと携帯を離さなかった。

その日、母からの返信はなかった。
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proud ©著者:dear

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