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5章:アゴトリ。 (9/9)


「だ💢か💢ら💢

ソレを早く教えろっつーの💢

初めから言ってんでしょーが❕

そんなにアタシを怒らせて、

何が楽しいワケ?」

「そりゃ楽しいよ〜🎵

すぐムキになるからお前❤w」

「ハァ...もうイイ。解った。

じゃこっからマジメにね?

で?

その人の何を知ってるの?」

「うん、それがなー。

どうも、オーナー筋の人らしいんだ」

「...え?

あのオーナーの知り合いなの?」

「ああ。

どういう関係なのかは解らんが、

オーナーと関係のある人には、

どうやら間違いない」


...オーナーとの面識はある。


1年半程前、

アタシは違う店のキャストだった。


何が眼鏡にかなったのか、

アタシはオーナー直々にスカウトされ、


半ば強引に、

今の店へと移籍したのだ。


この業界でそんな事をすれば、

大きな揉め事へと発展するのは、

想像に難くないだろう。


だが、

何も起きなかった。


本当に、

何も起きなかったのだ。


ココまで言えば、

ココのオーナーの力が理解るだろう。


オーナーとは、

そういう人だった。


そんな人の知り合いが、

何故アタシなんかにあんなコトを?




❔❔❔






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White son flower ©著者:鈴木宗男

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