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6章:ピッコロ大魔王。
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7、8杯のビール代と引き換えに、
悟から得た情報はたったの1つ。
『オーナーの知り合い』
全然ワリに合わない気がするが、
何も無いよりはきっとマシなのか。
こんなチッポケな情報でも、
とりあえずは一歩前進。
誕生イベ期間も終わり、
いつものゼブラに戻った店内。
何事も無かったかのように、
モノトーンが落ち着いている。
あの光景は、
夢だったのか。
この光景は、
現実なのか。
元々オカシいアタシの頭は、
更にオカシくなった気がする。
「おー海ー!誕生日おめでとー!
しばらく来れなくてゴメンなー!
遅れたけどハイコレ!プレゼント!」
「わー❤アリガトー🎵
てか、来てくれるだけで全然嬉しいのに〜❤」
「相変わらず可愛いなぁ〜❤」
「でしょ〜🎵ww
でもホントにそう思ってるのよ🎵」
「イヤー🎵嘘でも嬉しいよー❤
だから通っちゃうんだよねーw」
「嘘なんて言われたら...
海、悲しいな〜(T-T)」
「あ、イヤ、ウソウソ💦
そーいう意味じゃないんだよ💦」
「アタシは〜🎵
酒井サンが来てくれるだけで〜🎵
ホントに嬉しいんだよ?❤」
「ホントに?信じていーの?」
「勿論❤
嘘と餅はついた事ないもーんw」
「可愛いなぁー❤❤❤」
「ね🎵呑も?もう喉カラカラ〜❤w」
「よし!呑もう呑もう!
ピンクでいいの?」
「あ〜ん❤ピンクがイイの〜🎵ww」
「解った解った!
誕生日来れなかったお詫びに2本入れるよ!」
「キャー❤酒井サンだーいすき❤❤
お願いシマース❕」
店内から向日葵が消えても、
アタシから酒が消える事は無い。
...コレが、
現実だなww
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White son flower ©著者:鈴木宗男
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