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4章:普通の大学生って、なに?
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バレエ講師として活動を始めた私の生活は、一般の大学生のそれとは、ますますかけ離れていきました。
平日は講義が終ると、急いで荷物を持ってバレエ教室へ走り、自分のレッスンを受ける。
休日もレッスンか、バレエの指導。
アシスタントや助教師の経験がなかった私には、バレエを教えることの勝手も分からず、手探りで必死に教えていました。
当時師事していたバレエの先生は、自分が認めた生徒以外がバレエの仕事で悩んで相談しても、全く手を差し伸べてはくれない先生でした。
だから私は、自分ひとりの力で乗り越えるしかなかったのです。
バレエ教則本を片手に、毎日必死でした。
そんな調子なので、サークル活動などする余裕もありませんでした。
それどころか、朝一番のクラスレッスンを受けてから午後の講義を受け、夕方にまたスタジオへ戻ってレッスンを受けるような日もよくあったので、疲れ切った私は講義中に寝ていることもしばしばでした。
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若葉のころ… ©著者:純奈
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