ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

2章:居場所 (1/1)

2章:居場所

壊れた物は元に戻らないけど、
安物のガムテープみたいにベタベタして、歪な形になっても
どうしても手放せなかったんだ。


幸せだったから。



歪な愛情は、嫌われていく一方で
私は、ただ毎日ソファーで押し黙ったまま
寝静まった彼の腕にしがみついている事しか出来なかった。



寝ていても無意識に抱き締めてくれた腕は、
私に気付くと、振り払われてしまう様になった。


彼のケータイのロックを解いて、全てのチェックする。
勿論知らない方がいいことだらけで、
また、どこかの女と食事に行っていたけれど、把握してないとおかしくなってしまいそうだった。
彼に異常者だと言われても、
不安で仕方がなかった。


なんでこうなってしまったんだろ。
大事なものは、いつだって失くしてしまう。


高級マンションもブランド物も
だいちが居てくれたら、
なんにもいらなかったのに。


どれだけ後悔しても、いつだって遅いんだ。

そしてまた独りぼっちになる。


24 /24

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

Platonic ©著者:Reina

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.