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4章:二人の距離
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4章:二人の距離
【始まりの朝】
おれは夢の中にいた
夢の中で、おれは久しぶりに夢の中にいる自分自身をどこか楽しんでいるのを感じていた
夢の中のおれは靄のような物を掻き分け先へ先へと進み、大きな扉を開けるとそこにはおれの父親がおれに背を向け静かに立っていた
おれはこれが夢であることを分かっており、既に父親が自分のいる世界にはいないことも分かりつつ、そこにいる父親に必死に話しかける
『まだしばらくは夢には出て来ないと思ってたよ』
『たまにでいいから夢に出てきてくれるんだよな?』
『何か言ってくれよ、またおれのことを叱ってくれるんだろ?』
おれは夢の中でずっと父親に語りかけていたが、父親は何も答えてくれなかった
おれはこのまま何もないまま夢から覚めてしまうのではないかと夢の中で考えていた時、父親はゆっくりと自分の方を向き、一言だけをおれに伝える
『好きに生きろ』
『それだけかよ?待ってくれよ、まだもっと色々話をしてくれよ』
だがおれの心の叫びはこの世界では父親には届かないのか、父親は一言だけ言い残すと消えるようにおれの視界から居なくなった
その瞬間おれは本当に夢から覚めていた
(やっぱり夢だったか…でももしかしたらまだ夢の中の夢にいるのかもしれない)
おれはそう思い隣に寝ているはずのゆぃちゃんが本物かどうか確かめるため、ゆぃちゃんの肩にそっと触れる
(暖かい…やっぱりゆぃちゃんは本物だ…良かった…)
おれはここが夢ではないことを確かめた後、夢の中に現れた父親の言葉を頭の中で何度も何度も呪文のように唱え、その意味を理解しようと考えていた
(でもそれが一番難しいんだよな)
おれは父親から最後の宿題を与えられたような気がし、これからその答えを見つけなきゃならないと強く思い、まだ眠っているゆぃちゃんを起こさないように気をつけベッドからゆっくりと起き上がった
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