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20章:# 20 (1/2)

20章:# 20


なにより少年は猫を疑った。

最初だけ、猫が鴨に襲い掛かると思い込んだ。

そのことを力強く忠告する少年の気迫は、猫にとって辛いものだった。

あのことが頭に焼きついてしまい、猫は少年に甘えることができなくなった。

猫は少年に愛されたままで、思い出の場所を去りたかった。

いつまでも綺麗な思い出を持ち続けてほしかった。

そんなことを猫は考えていた。

水面に浮かぶ波紋を見つめながら、猫は考えに耽っていた。

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少年日和 ©著者:香澄怜良

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