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8章:# 8 (2/4)


そこに辿り着こうとする少年の前に、いつもとは少し違う光景が目に映る。

その場所に近づく頃、猫が小川を見つめる姿を目にする。

猫の視線の先には、鴨の親子が泳いでる。

少年は不吉な思いにかられながら、いつもと変わらすカバンからプレートを出す。

そしてミルクをプレートに入れると、いつものように猫は舌を出して舐め始める。

最近では、ミルクをプレートに入れる少年を眺めながら、猫は催促するように


「ミャー」と鳴く。


まるで少年へ擦り寄るように鳴き声をあげる。

その可愛らしさを目の当たりにして、少年は心が穏やかになるのを感じる。

しかし先ほどの猫の姿を見ると、悪い予感が頭に浮かぶ。

本来、猫は狩猟系の動物である。

鼠を獲物として捕らえることを考えれば、その他の生き物に目を向けてもおかしくはない。

そのような考えが、少年の思考を良からぬ方へ向かわせる。

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少年日和 ©著者:香澄怜良

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