夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
2章:# 2
(3/4)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
そこに通う少年は、これまでと変わらぬ退屈な日々を過ごしている。
彼には学校で話す相手がいない。
いじめられていると言うよりは、かまわれることが少ないと言う表現の方が近い。
時としてクラスメイトは少年をなじる時がある。
彼をけなすこともあれば、軽くちょっかいを出すこともある。
とくに彼が何かをしたわけではない。
むしろ何もしていない彼の神経を逆撫でることが多い。
いつしか少年は、そんなことに馴れっこになっていた。
そんな時、彼らが大笑いするようなくだらないことをしでかして、その場を笑いの渦に包み込む。
そうすることが、彼の救いになる。
しかし彼らの輪へは入れないことに多少の屈辱を感じながら、その場で笑いをとらなければ自分の居場所がないことを少しだけ恥ずかしく思う。
そのような日々が3年も過ぎた頃、それは既に少年の日常となっていた。
日常は刻々と少年の心を蝕みながら、それでも学校へは通い続けた。
その歳月が、社会の規律に順応する健全な肉体を育成した。
そのため少年の心と体は、まだ悲鳴をあげてはいない。
なんらかの危機を感じながら、彼は微妙なバランスを保っていた。
<前へ
4 /49
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
少年日和 ©著者:香澄怜良
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.