3章:色情パラノイア (19/20)

「そういえば〜
キングにいつもいる雄介君っているじゃん？」

キングとは、
みうちゃんが通うパチンコ屋

雄介君は、
万人受けしそうなイケメン

「この前〜
ウチの前で待ち伏せされてたっぽくて怖かった〜
前からアタシに気があると思ってたんだよね〜」

イラッとしたので、
意見してみた

「でも雄介君、可愛い彼女いるじゃん
そんなことあるかなー？」

雄介君には、キャバ嬢だと思われる
細くて可愛い彼女がいる

「まぁまぁ可愛いけどね
アタシと比べるとね〜」

みうちゃんは、
眉間にシワを寄せて本気で話す

この人は間違いなく、
妄想障害だと思った