6章:黒縄地獄 (2/37)

変態｢等活地獄から比べると凄い荒れてるなぁ…
　
　
てか罪人も鬼も見当たらないぞ？｣
　
　
　
優鬼｢私が以前来たときは、鬼の歩く道は整備されていたんですけどね…｣
　
　
　
イザナギ｢それにしても雰囲気が殺伐としていますね…｣
　
　
　
マスミ｢見える風景がそうさせているのかも知れないね。｣
　
　
　
変態｢てかさぁマスミ。
　
　
デンマって何？｣
　
　
　
マスミ｢天魔ね。
　
　
間違えるにしても、自分の娘に下ネタばかり言うのはどうかと思うよ。｣
　
　
　
変態｢まじ説教だな…
　
　
てか天魔って何？｣
　
　
マスミ｢簡単に説明しちゃうよ。
　
　
僕最近説明ばかりしてて、飽きてきたから。
　
　
仏道の邪魔をする者で、第六天魔王とも他化自在天、天子魔とも呼ばれたりもする。
　
　
本当に簡単に言えば、アンラ・マンユみたいな者だよ。
　
　
ただその実態については躇説あって、僕もわからないんだ。
　
　
でも一つ分かるのは、欲の力を持っていることくらいだよ。｣
　
　
　
変態｢じゃあ強いんだ？｣
　
　
　
マスミ｢本当に地獄をこんなにもしたのなら…
　
　
力は強いよ。
　
　
それに加えて阿傍羅刹の全ての力を手に入れたりしたら…
　
　
その力は変神…
　
　
お父さんでも危ないかもしれない。｣