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4章:炎の女、【朱雀】
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何かを言おうとして
躊躇っているような
武上に
【朱野】、
否、【四神の朱雀(すざく)】は
情け容赦のない、
鋭すぎる突っこみを
入れた。
【朱雀】「は、
先生・・・・・
何をおっしゃりたいのですか?
ハッキリと
おっしゃって
下さらないと
伝わりませんが!!」
車内の空気を
まるで切り裂くような
彼女の声に
タジタジになりながらも
武上は話を続けた。
武上「はぁ〜、
君も相変わらず
容赦ない人だねぇ〜、
分かったよ、
分かりましたよ、
まぁ、鋭い君の
ことだから気付いたと
思うけど・・・・
久世君が
最後に言ったことだよ、
彼は確かに死ぬ間際に
こう言っていた。
『じょ・・・・・か・・・・・』
ってね。
多分、あれは
彼を殺した奴のことじゃ
ないかって思ってね・・・・
もしそうなら・・・・・
私の記憶にある
伝説の殺し屋のことじゃ
ないかと思ってね・・・・・
確か・・・・
そいつの名は・・・・・」
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暗殺者 【The Joker】 ©著者:ぶーたん
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