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137章:†憎まれっ子世に憚る!†
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137章:†憎まれっ子世に憚る!†
とにかく驚きました!
まさか、来るなんて思いませんでした。
確かに、皆さん凄く素敵な方々だったのです。
そこに、幸さんが乱入。
みんな唖然。
誰も呼んでないのに。
挙げ句、何でもリクエストして、とあちこちに言って、初っ端からマイク持ち出すし。
とにかく空気を読まないのも、いい加減にしろ!
って感じでした。
夢中で自分を前に出すんです。
気付いた人達は、みんな避けてました。
だって、見掛け50近いオバサンに、ウィンクされちゃったり、松田聖子の歌を歌い出したら、もう、その気になってるし。
歌じゃなかったです。
零士が『詩吟』と言った表現が、ピッタリでした。
でも、詩吟だって、呼吸するべき所はちゃんと有るのに。
って事で、後半になったら、誰も幸さんに話し掛けなくなっちゃいまして、また、私は叩かれました。
悲しくなりました。
泣きませんでしたけど、でも、理由が解りません。
私にばかり、みんなが気を遣う事が、面白くない、と言う事なんです。
お巡りさんが来ました。
呆れてました。
そんな事で、叩かれちゃったのか?
と何度も訊いてました。
この次の章で、幸さんはとうとう、とうとう、裁きを受ける事になります。
寺田家は、何とかお金で解決したがりました。
でも、我が家の男子と母と妹が、許しませんでした。
その時の爪痕は、本当に小さいのですが、未だに残ってます。
勿論、一生消えません。
ま、髪の毛の中ですし、幸い、毛深いのか、髪がなくなりそうもないので、外見から見たのでは、全く判らないのですが。
でも、寺田家からは、ルイの友人の弁護士が、取れるだけの慰謝料を取ってくれました。
この次の章は、零士と他の面子のメモと記憶によるモノとなります。
ノンフィクションとは言い難い部分も多少有るかと思いますが、そうお感じの際には、ご容赦下さいますように。
と言う事で、その前に、前章から、次章に繋げさせて戴く話を、語らせて戴きます。
お付き合い下さいm(_ _)m
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