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102章:‡女将の朝‡ (1/16)

102章:‡女将の朝‡

短い章です。

この後の話を続けると、膨大になりそうですので、此処だけにしました。



女将には、自覚が全くなくて、朝、起こす事から始まりました。

私は母に、朝の寝起きは責任感、と躾られてましたので、信じられませんでした。

りかは、中学生の時迄、私が起こしてやりましたけど、高校生になったら、自分で起きるようになりました。

つまり、実家には目覚まし時計、と言うモノがなかったんです。

そんな家庭で育った私には、朝、自力で起きられないのが不思議でした。

因みに、煌璃の家族も、目覚まし時計は要りませんでした。

みんな、時間になると起き出します。

愁弥でさえもそうでした。

有弥は、お腹に時計が有る、と言ってました(笑)

でも、女将は起きません!

年を取ると、早起き、と聞いてたのに。




朝ご飯、女将の為に用意したメニューは、悉く斬られました。



朝はお吸い物ってダメ?

確かに、お味噌汁が主流ですが。

此処には書き切れませんでしたけど、非常識だの何だのって、散々言われてました。



私の気持ち、立場をお汲み取り下さって、女将に対して怒りの気持ちを持って下さる方には、本当に感謝です。

とにかく滅茶苦茶………




でも、暫く後に、モンちゃんから、女将についての話を聞きました。

女将には精神障害が有るようでした。

でも、なんの治療法もお薬も、この節にはなかったみたいです。

その下りは、少々お待ち下さい。





とにかく出勤しました。

中山さんは、やっぱり姉御肌で、色々と女将の為に。




私の拙い料理を散々誉めてくれました。

お婆ちゃん、と私が呼ぶには、ちょっと若過ぎましたけど、何となく、つい、そう呼びたくなっちゃう、そんな人でした。



お付き合い下さいm(_ _)m
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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