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99章:†空腹女将の苦悩†
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99章:†空腹女将の苦悩†
日記を読み返しながら、涙を流す程笑ってました。
金子さん、とにかく大変でしたね(笑)
そうそう、私はあなたからちゃ〜んとしつこく、しつこ〜く教わりましたよ。
珈琲とパンがお嫌いでしたっけ?
それで、魚介類とお肉が大好物で。
お飲み物は濃〜い緑茶。
決して茶葉をケチってはいけません。
ルイを相手に、如何に自分が酷い目に遭ってるのか、散々ツラツラ語ってました。
ルイも、結構気が長いので、ソーデスカ、ソーデスカ、と頷きながら相手をしてたんですけど、とうとうキレました。
いや、キレたと言うより、面倒臭くなったみたいです。
ルイが愁弥に素敵なプレゼントを♪
私にはちょっと価値が解り兼ねましたが、普段、余り感情の起伏を表さない愁弥が、大騒ぎして大喜びしてました。
価値は解らなかったけど、そんな愁弥を見ていて、私も、勿論みんなも嬉しくなって。
でも、愁弥がチョコッと口にした一言。
それも目標の1つに。
とのルイの言葉。
愁弥は、自分の将来を、少しだけ垣間見られたのかも知れません。
とにかく、女将ネタを。
あ、いやこれね、本当にこうだったんです。
とにかく誰かを捕まえては、その話。
聞かされる方も、どんな顔をして聞いたらいいのか。
が、女将に取っては、聞きしに勝る死活問題だったようです。
女将の我が儘は、もうそれこそ、雨あられ。
何でもかんでも私のせい。
今振り返ると、憎しみや怨みの感情よりも、何となく愉快だった感情の方が思い起こされます。
単純で、自分を作る事が下手で、正に裸の王様。
今生きてれば83才位でしょうか?
それはそうと、ちょっと千葉さんの様子が。
いえね、女将がケン君を泣かせちゃって、お昼の支度の買い物が中断しちゃった千葉さんに、有り合わせのモノで、琉斗がおかずを作ったんですけど。
折りに詰めて、それを届けて。
喜んでくれるかと思ったのですが。
な〜んか、な〜んか、変だったんですよね?
そして、女将の我が儘が炸裂してるお昼ご飯を食べてると、ご主人と奥方が、ケン君を伴ってやって来ました。
それは、また、次の章で。
お付き合い下さいm(_ _)m
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