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90章:‡女将のルールブック‡ (1/41)

90章:‡女将のルールブック‡

副会長夫妻、奥方が、とうとう本性を現しました。

磨夜のちょっとお茶目な言及。

その時は、何も解ってない、と思ったのですが、磨夜はちゃ〜んと解ってました。

ラルフローレン、バーバリー、ドルモア……

それでも、朝ご飯はお粥で、お昼は素うどんの予定だそうで。

凄く滑稽だったこの瞬間、もう、おかしくて、おかしくて♪

思い出すと、今も笑いが込み上げます。

その時の我々の気持ちをお伝えしたくて、少々脚色させて戴いちゃいました。

どうか、悪しからず。

この日から程なくして、チュウ太郎は御用となりましたが、何故かチュウ子には、お縄が架からなかったのです。

しかし、奥方って人間には驚きました。

お姉さんは、生まれつき重度の障害をお持ちでしたが、ご両親が健在だった頃は、ちゃんと家に居たそうです。

でも、ご両親が交通事故他界したら直ぐに、お姉さんを施設に入れてしまったそうです。

ご主人は、お姉さんの存在を知りませんでした。

挙げ句、財産も全て自分で牛耳り、お姉さんが亡くなるのを待って、家も土地も全てを直ぐに手放しました。

ジンの不動産屋で管理したのですが、場所も場所で、あっと言う間に売れて、そこにはビルが建ちました。

でも、この奥方は、それから約一年後に、全くの別件で、お隣の群馬県警のお世話に。

その事については、また、改めて。



女将は、一週間程、家に置く事になりました。

女将に取っては非常に厳しいルールを課します。

もう、容赦しません。

でも、意地悪な気持ちではなかったんです。

何時も何時も汚らしい格好をして、パチンコしか知らない彼女に、もっと違う世界を体験して欲しいと切に思いました。

同い年の母は、もっともっと楽しく華やかに過ごしてたから。

少しでも、そんな経験が出来るように、そんな気持ちでした。

航太をあんな育て方をしたのは、女将もそうだったからだと思いました。

それに、女将の親族については、ご近所の誰もが知りませんでした。

もう、木下町にお嫁入りして、26年。

女将は、自分の親族の話は一切せず、また、誰一人として訪ねて来る事もなかったようです。


でも、持参金の話は事実だったようですので、親族は存在してたのです。



更新の度に栞が増えてて、有り難い限りです!



お付き合い下さいm(_ _)m
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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