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89章:†常識が非常識?†
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89章:†常識が非常識?†
{自分の常識は、相手の非常識}
こんな言葉が有ります。
一口に常識と言っても、土地柄それぞれ、人それぞれ。
自分の地元では、実に常識的だと思ってた事が、他に移り住んだ途端に、非常識に。
人と人もそうですよね?
それぞれに、常識、非常識に温度差は有ります。
互いに何とか歩み寄り合える範囲。
歩み寄る努力が必要ですし、同じ土地に住んでれば、それ程懸け離れてはいないと思うのですが。
女将は、航太よりもずっとずっととんでもなくて。
しかし、もう年齢も年齢なので、矯正のしようもないみたいです。
でも、余りにも厚かましい態度に、思わずキレました。
自分に甘い人間なのは重々承知でしたが、起床時間がずっと自由だったようで、逆ギレされました。
いや、女将にしてみれば全て自分が正しいのですから、私が間違ってる事になるんです。
前の夜、と言うかその日の丑三つ時迄、ダラダラとお酒を飲んでたのですが、朝になって、結局私は本当に散々な目に遭ったのです。
千葉さんもよく絡まれてましたけど、千葉さんは無条件で、謝る人でした。
私とはタイプが真逆。
元々、殆ど自分の意見や感想を言わないし、黙ってご主人に付き従うタイプでした。
この節は、仕事が幾らでも有ったし、託児所も沢山在りました。
だから、昼間の何時間か赤ちゃんを預けて、自分の好きな仕事をしていた主婦は沢山居たんです。
でも、千葉さんのお宅は、それをご主人が好まず、千葉さんがケン君を連れて、ママ友と交流を持つ事も好みませんでした。
運転免許もいけないとか。
なので、ずっと家に居る、そんな女性でしたので、まだ、女将の眼鏡に叶ってたのかも知れません。
私だったら即離婚になりそうです。
女将にしたら、私はとんでもなく生意気な女だったみたいですね。
自分は好き勝手してるクセに。
尤も、そう言う人間だからこそ、なんでしょうけど。
この数日で、何章か費やしてしまってまして、すみません。
それから、戴いたレビューに有りました《翔の箱》
覚えていて下さって感謝します。
三回忌に、その箱を開けます。
もう少々お待ち下さい。
ファン登録、感謝します。
栞も、ありがとうございます。
お付き合い下さいm(_ _)m
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