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84章:‡The OKAMI Vs FUKUKAICHOU‡
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84章:‡The OKAMI Vs FUKUKAICHOU‡
この章は、半分以上ネタです(笑)
軽く流して下さい。
日記を捲ってたら、結構細かく書いてたので、ちょっと整理してお付き合い戴きたくなりました。
でも、女将に対して、心配、と言うか、気の毒に思ったのは事実です。
母と年齢が同じようだったから。
後々知ったのですが、同じ、昭和9年生まれでした。
成長期に戦争時代を過ごし、何時も満腹に憧れてた、と言います。
特に、母の近い親戚には、農家がなかったので余計だったそうです。
だからでしょうか?
出されたモノに文句を言おうモノなら、とんでもなかったんです。
どんなモノでも、農家の皆さんに感謝して戴く。
私達は、耕さないで、何の苦労もなく戴けるのだから。
厳しかったですね。
でも、それが母の食育だったし、教育の原点でした。
好き嫌いなんてとんでもないし、残すのだってとんでもない。
ま、とは言え、後者については、限界を認めてくれてましたけど、それでも、残すとなったら、手を合わせて、ごめんなさい、と言わされました。
そのお蔭で、見えない所でして戴いてる感謝を学べた気がします。
戦争時代を経験された皆様は、母と同じだと思ってました。
でも、女将にそれは当て嵌らなかったんです。
食べ物に感謝するのは、感謝の基盤だと思います。
食べ物は命を繋ぐのです。
でも、そこに感謝が出来ないから、女将には感謝が見い出せませんでた。
此処に至る迄、様々な嫌がらせをされましたけど、でも、結局独りぼっちになって、住む所もなくなった彼女と、我が母とを重ねてしまい、何とか気付いて欲しいと思いました。
女将は、ぶっちゃけ識字力も有りませんでした。
口は達者なので、障害が有るとは感じなかったのですが、どんな環境で、どんな育ち方をして来たのか、想像すら出来ませんでした。
でも、ヤタラと私に執着してました。
それなので、一度落とすだけ落として、気付いて欲しい、と思ったんです。
執着と愛着、憎しみと慈しみ。
どれも原点は一緒です。
その原点は、その人への関心。
ただの通りすがりの人に対しては、憎しみすら湧かないのです。
なんて、冒頭から偉そうな事を、悪しからずお許し下さい。
もし、宜しかったら……
お付き合い下さいm(_ _)m
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