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73章:†狸と狸子?†
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73章:†狸と狸子?†
水樹さんがやって来ました。
何時も卵を届けてくれてたのですが、大抵は琉斗や聖夜が仕込みに入った時間帯でした。
でも、この日は他に用事が有ったようで、そのついでに、と午前中に届けてくれました。
そして、見た事の有る、まだ新しいアルシオーネを見つけたようです。
蓮の買い方は、俗に言う《大人買い》を遥かに超越してまして。
大きな箱がいきなり3つも届きました。
ちょうど、たんぽぽ会の話をしてた時の事でした。
噂をすればナントヤラ。
これ、皆様もご経験がお有りだと思うのですが、本当に不思議ですよね?
今、その人なり何なりの話をしてると、その人から電話やメールが来たり、実際にやって来たり。
この時も正にそんな感じでした。
たんぽぽ会が何故、こうもあちこち華々しくアピールをしたがるのか、少しだけ謎が解き明かされた気がしました。
雅貴さんは狸化を。
しかし、水樹さんはそれに着いて行けませんでした。
松永さん達に、ちょっとした贈り物を用意出来ました。
慈善事業は、偽善事業。
この節の私は、もうなんだか全てに対して、疑心暗鬼になってました。
※栞がまた、増えてて嬉しいです。
ありがとうございます。
レビュー、ファン登録を下さった皆様には、後々改めてご挨拶とお礼を申し上げたく存じます。
お付き合い下さいm(_ _)m
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