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72章:‡芝刈りの謎‡
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72章:‡芝刈りの謎‡
やっぱり、や〜っぱり、たんぽぽ会と、マンドリル粕川とその飼育係は、トライアングルのようでした。
何としても、愁弥を洗脳して、お涙悲劇、いえ喜劇を演じさせたいようで。
一刻も早く学園に連れ戻して、自分達の手中に納めようと必死でした。
普段はおとなしくて、滅多に口も利かないそうです。
私にはそっちが信じられませんでした。
猫を構って笑い転げたり、有弥の愛読書を見て、感心したり笑ったり。
お手伝いはしてくれるし、身の回りの事で手を煩わせる事もないし、わざわざ中学生なんだから、なんて意識しなくても、対等に会話のキャッチボールが続くし。
少しずつ解って来たのは、かなり頭のキレる子、だと。
学校の先生が、愁弥の環境を知りながらも、進学を薦めるのは、相応の力が有るからです。
本文中は軽く流しましたが、浜田先生の
《あんたの何処にそんな価値が……》
のフレーズは、実際にはもっととんでもなかったんです。
余りにも酷くて、西田先生が浜田先生を一喝しました。
その下りに踏み込むと、ギリギリのラインを超越してしまいそうでしたので、軽く流すに留めさせて戴きました。
悪しからず、ご理解を。
そしてね?
私はこの台詞を何度、綴らせて戴いてるのか、もう、自分でも判らなくなってますが
《世間は狭かった》
ま、でも考えてみれば、田舎町には良く有りがちな事。
この節の我々の親世代は、近場にお嫁入り、なんて珍しくなかったんです。
このタイトルに、特に深い意味も思い入れも有りません。
後半、凪は独り相撲を取り出します。
でも、そのキッカケは、可愛い声でのたった一言でした。
芝刈りの理由って何だったんでしょうね?
昔々のお話は、突っ込み処が満載♪
お付き合い下さいm(_ _)m
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